夏野菜を代表するものといえば、とうもろこし・トマト・なす・枝豆などがありますが、ここで取り上げますのはピーマンです。
ピーマンといえば、市場にでているものは緑色の物が一般的かと思われますが、、、
実は赤色のピーマンも存在します。
緑色は熟し切っていない未完熟の状態のもので、完熟したものは赤色になるのです。
これは、中に含まれるカプサンチンという赤い色素が、完熟するにつれて増えていき赤ピーマンへとなるのです。
では、緑色から赤色になって如何に変化したのだろうと考え、まずは甘味があるのか気になり糖度を計測してみました。
計測するために、赤ピーマンをすり下ろし汁を出します。
下ろし終わったら汁を計測器に移し測定します。
測ってみましたらなんと、、、緑ピーマンは糖度約4度になるのですが、
赤色ピーマンは糖度10度もあったのです。
緑色の状態で大きくツヤのあるピーマンを多く収穫できるように栽培しますが、
完熟の条件が揃うとピーマンが小さな内でも、赤くなってしまうこともあるのです。
今年の夏、猛暑の影響で、緑ピーマンの収穫量が少なく、
赤ピーマンが、、、大大大大量収穫です!!!
赤ピーマンは、一般にスーパーなどで流通するこのはほとんどなく、畑で廃棄されてしまいます。
それではもったいないということで、、、「食べてみよう」と思いまして調理してみました。
食べてみましたところ、赤ピーマンはピーマン独特の苦味が無く、甘味があり、まるでパプリカを食べているようでした。
また、パプリカよりも実が薄い分、食べやすいと感じました。
緑ピーマンが苦手な子供でも、赤ピーマンなら食べられるのではないか?と思うほど美味しいとかんじました。
焼くも良し、煮るも良し、揚げるも良し。
もし機会がありましたら、ご賞味ください。